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スタッフブログ

梅機能性研究報告会開催!

17日(金)寒波で寒い夜でしたが、会場は満員。
①「梅の骨粗鬆症予防効果」報告
○和歌山県立医科大学  宇都宮准教授 
昨年からの細胞実験により確認、骨の形成を担う骨芽細胞は、有機成分からなる骨の土台を形成し、次にリン酸カルシウムを沈着させる。この沈着に細胞膜上に存在するアルカリ性ホスファターゼ(ALP)が重要な役割を果たす。
これが骨芽細胞分化の指標となる。この分化過程で、梅の抽出物を分化誘導中の細胞に添加すると細胞増殖の促進、骨芽細胞分化に必要な遺伝子の発現促進、石灰化促進といった効果があることが判明、これにより骨粗鬆症予防効果があることが予測されるという報告でした。
その他、これまでの梅機能性研究で解明された梅の効能を説明。

②和歌山県立医科大学整形外科学 吉田教授
特別講演「骨粗鬆症と腰痛」      
吉田教授は、日本の脊椎内視鏡手術の第一人者で世界のスーパードクターとしても紹介された先生。
○骨粗鬆症とは、発生の特徴、病状、原因、予防対策について大変分かりやすく解説。70代以上は2人に一人の割合、深刻な国民病になってくる、骨粗鬆症が寝たきり要介護の主要な原因になっている、克服すべき大事な疾患、若い世代のダイエット、栄養不足、運動不足が加齢で出てくる、なってからでは遅く、予防が益々大事になる。
腰痛も脊椎の神経細胞の圧迫によることが多く、加齢で腰が曲がる、腰が痛い、運動不足の悪循環で慢性腰痛のような状態に、内視鏡手術で患者の負担軽減、治癒の早期化が図られているが、適度な運動、栄養摂取で予防、健康な老後をという話でした。